いたのクリニック

 病期(Staging)

  肝臓がんの多くは、慢性肝炎や肝硬変などの障害肝より発生し、その予後はがんの
進行度だけでなく、肝予備能に大きく左右される。そのため、治療方針の決定、また治療
成績の評価にあたっては腫瘍進行度と肝予備能の両方を考慮する必要がある。
腫瘍進行度に関しては、国内では日本肝癌研究会による進行度分類が、世界的には
AJCC/UICC TNM分類が広く用いられている。また、肝障害度に関しては、Child-Pugh
分類がも用いられることが多い。これらを統合した総合的なStaging法についてはまだ十分な
コンセンサスは得られていない。
UICC-TMN分類(第6版 2002年)
T1
N0
M0
T2
N0
M0
ⅢA
T3
N0
M0
ⅢB
T4
N0
M0
ⅢC
AnyT
N1
M0
AnyT
AnyN
M1







T1: 単発で脈管浸潤のない腫瘍
T2: 単発で脈管浸潤のある腫瘍、または多発で最大径が5㎝以下
T3: 多発で最大径が5㎝を超える腫瘍、または門脈または肝静脈の大分枝に浸潤した腫瘍
T4: 胆嚢以外の隣接臓器に浸潤する腫瘍または肝癌破裂を起こした腫瘍
N1: 所属リンパ節への転移あり
M1: 遠隔転移あり

Child-Pugh分類
項目
1点
2点
3点
脳症
ない
経度
ときどき昏睡
腹水
ない
少量
中等量
血清ビリルビン値(mg/dl)
2.0未満
2.0~3.0
3.0超

血清アルブミン値(g/dl)

3.5超
2.8~3.5
2.8未満
プロトロンビン活性値(%)
70超
40~70
40未満








A: 5~6点、B: 7~9点、C: 10~15点


 

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